5話「2つの力」


<あらすじ>

 レンからベントされる意味を聞き、変身して戦う事が怖ろしくなったキッドはこれが最後と決め、鏡の中(ベンタラ)へ赴きモンスターと戦う。
 ドラゴンナイトの戦いを密かに見詰めるのは、バッファローのカードデッキを持つ仮面ライダー・トルク。やがてドラゴンナイトがモンスター(日本名:ゼノバイダー)を倒し、現実世界へ帰って行くのを見届けるトルクことドリューに、コナーズは「私の計画にはキッドが必要だ」と話し、レンとキッドを引き離す作戦を急かすが、「あせりは禁物ですよ、将軍」とドリューは受け流す。
 翌日グレース堂書店で、マヤはトレントとレイシーにキッドやレンが仮面ライダーに変身する事を話すけれど、突拍子もない内容に二人は半信半疑。そこへキッドがマヤを訪ねて来、マヤにモンスターとの契約やベントされる怖さを打ち明ける。更にそこへレンがキッドを探してグレース堂書店に来る。
 キッドはカードデッキを返そうとするが、モンスターとの契約は死ぬまで解除出来ないとレンに告げられ呆然とする。逆にレンはキッドに力を貸して欲しいと請うてきた。そして再びモンスター出現の不快な金属音が二人の耳に響く。
 
 コナーズの異次元の基地では、ドリューがコナーズの計画--地球人を誘拐し自分の惑星再建に働かす--が今の遣り方では遅いと進言した。ドリューの願いは、ゼイビアックスが地球を征服し、自分は優雅な暮らしをする事。
 コナーズは、システムが整えばボタン一つで望んだ多くの人間の誘拐が可能と説明をする。

 モンスターを追いベンタラへ向かうレンとキッド。新しい技を教えると云いレンはバイクのままガラスに突入して2つの世界の狭間で変身し、バイクも仮面ライダー仕様に変化する。キッドもそれに続きバイク共々変身し、ベンタラへ。
 待ち構えていたモンスター達を変身したバイクでなぎ倒し、指揮を執っていたモンスターを連携プレイで倒した二人は、自分達の間に信頼の絆が結ばれた事に笑顔をみせる。

 そんな二人の戦い振りを見ていたコナーズがドリューを再び急かす。ドリューはモンスター2匹(日本名:ゼブラスカル・アイアンとブロンズ)をコナーズから授かり、必ず二人を引き離すと約束する。去っていくドリューにコナーズは「ペテン師め」と吐き捨てるが…。

 現実世界に戻ったレンとキッドだが、鏡の中にゼイビアックスの姿を見つけてレンは怒りを露にする。
 その様子に驚き相手の正体を問うキッドに、レンは自分が戦う理由を話し始める。
 ゼイビアックスはエイリアンで、ベンタラを滅ぼした張本人。
「仮面ライダーは元々、ヤツと戦っていた。だが、俺達ライダーの一人が裏切った。そいつが不意打ちしてカードデッキを次々と奪った。俺以外はベントされた。ゼイビアックスは次に地球を狙っている。奪ったカードデッキで仮面ライダー軍団を作り出している。だから、力を貸して欲しい」
 人を倒す事に抵抗が残るキッドだが、地球を守りたければそうするしかないと迫られる。想像もしていなかった大きな話に、キッドは無理だと尻込みする。自分はただ父親を見つけたいだけだと。
 行方不明の父親を心配するキッドをレンは慰めの言葉をかける。「分かるよ、俺も大切な人を失ったからな」
 辛さを乗り越え戦うレンにキッドも覚悟を決め、共に戦う決意を告げ、二人は絆を深め合った



<登場人物>
・コナーズ(ゼイビアックス将軍)<修正>エイリアン(笑)。目的は地球侵略(笑)ベタだなぁ。いや、わかりやすくていいのかな?
  異次元にりっぱな基地を持ってるセレブ。←こう書くとなんだかオリジナルの北岡先生くさくなる…。

 ・ドリュー 仮面ライダー・トルクにしてペテン師。頭が切れそうに見えて実は小物感漂う所がなんとなくオリジナルの北岡先生くさくなる(笑)遊佐さんの声でいいの?勿体無くない?
  ライダーだからちゃんとバイクに乗ってます。オリジナルはベンツとかジャガーとか車だったのに(笑)。
  ゼイビアックスに「ペテン師が」と言われているので、決して彼に服従しているのではなさそうですよ。漁夫の利を狙ってる?裏切るのかな?ちょっと期待。
  北岡のキャラクターをコナーズと分散している感じ。2人でいると何となく北岡先生を思い出させてくれます。この辺も主要キャラクターの設定分散・入れ替えとよく似た傾向では?
  不治の病ではないので、彼の願いは優雅な暮らし。希望住居はホワイトハウスかバッキンガム宮殿。(←パッラーディオ趣味?)特に人間の欲望を愛してるとか云う台詞は吐きそうにない青年。
  若い。設定がレンより1歳年下。だから「青臭いんだよ」とレンに向かっては云ってくれそうにない。寧ろドリューの方が云われそう。



<日本版との違い・感想・いきなり考察・オリジナルねたバレなど>
 
絶賛蓮×真司祭り開催中!!(真司×蓮でもいいですよ!!レン×キッドとはまた微妙に意味合いが異なります)


・オリジナル蓮×真司(真司×蓮)な人は刮目せよ!!という回。
 ・オリジナルのゾルダFANも刮目せよ!!という回。すいません先に謝っておきます、今回私の発言はかなりおかしいですから。
 ・展開が早いですね。5話でトルク(ゾルダ)登場。あ、金色のザリガニは出ません。
 ・今回のゲストモンスターはゼノバイダー。カミキリムシ型モンスター(青)。オリジナル11・27・38・43・44話に出演。アメリカ版では声がとても可愛いv下っ端モンスター達に「やってしまえ」の号令すら可愛く、後半このモンスターを2人がかりで倒すドラゴンナイトとウイングナイトに私の友人一同からブーイングが上がった。
 ・Aパートでコナーズがドリューに「時間を掛け過ぎるのも問題だ」と云った所で、思わずオリジナルの士郎兄ちゃんが北岡先生に「時間がないのはお前だ」のシーンを脊髄反射で思い出す。どうやらドリューに北岡のような切羽詰る時間的制限はなさそうな様子に、ちょっと安心。でも弁護士がトルク(ゾルダ)に向ける会話としてはなんだかオリジナルを彷彿とさせつつ、でも明らかに違う設定に、なんだかむず痒い。オリジナルへのオマージュ?いや、そういう感じでもなく…ただどうしても事務所FANとしては反応してしまう台詞でした。
 ・グレース堂書店までキッドを探しに来るレンのストーカーっぷりは如何でしょうか。どうやってそこに居ることを知っているのか!!でもまだオリジナル・海之のストーカーっぷり程ではありません。彼は凄かったですよv
 ・そしてレンがキッドに「力を貸してくれ」と云った所から、蓮×真(真司×蓮)祭りが始まります。
 ・バイクの変身形態は、明らかに後半登場するであろうと思われるサバイヴ形態への下準備だ!!つか、バイクも変身しちゃうぜってのが『新しい技』?おいおい…。
 ・コナーズの異次元(だよね?)基地の映像作りこみっぷりにアメリカスタッフの意地を見た。
 ・でもその基地を見て、友人の一人は「実写劇場版ヤッターマンのドクロベエの基地」と曰う。やや同感。
 ・後半のベンタラでのレンとキッドの連携プレイあたりはもう蓮×真祭りたけなわでございます。レン「大丈夫か?」キッド「絶好調だよ」←オリジナルを知る友人達が砂を吐き始め「こんな優しい蓮なんてありえない」と呟く。
 ・モンスター2匹を召喚(だと思う)するコナーズに「流石です」と讃えるドリューのシーンに、事務所FANの血が滾り、視聴後即、オリジナル44話の56ちゃんが「先生、素敵です」と北岡を讃えるシーンを見返す。なんだろう、このオリジナルを彷彿とさせつつ、でも明らかに違う設定のむず痒さ。あああああ悶える。
 ・もう一組のゲストモンスターはゼブラスカル・ブロンズとアイアン。シマウマ型モンスター。オリジナル6〜8話に出演。こちらの声はオリジナルとほぼ同じ。まあ、馬だから捻りようがないか…。
 ・レンは相変わらず、重い運命を背負って戦うキャラクターですね。
 ・ラストパートの蓮×真(真司×蓮)祭りは圧巻です!!信頼し合えるようになったぜ俺達!!を見せ付け、尚且つ、レンが「あれはゼイビアックス将軍」という台詞のあたりから、カメラワークが2人を中心にぐるぐる回る所謂石田監督手法を適用しています!!行き届きすぎだアメリカスタッフ、グッジョブを通り越して寒気がおきました!!
 ・いや本当に、俺達は仲間になったぜ、信頼しあってるぜ、目があったら笑い合うぜ、軽く肘で突くぜ、絆は深まったぜ等の波状攻撃に、当方かなりのダメージを喰らいました。
 ・蓮×真FANの友人はオリジナルと比べて有りえなさ過ぎて照れる、との事。(※映像はオリジナルに脳内変換している)蓮×真(真司×蓮)FANには是非是非視聴いただきたい一編です!!
 ・さてさて、事務所FAN語りを少々。アメリカ版ゾルダが登場する今回を緊張気味に見ました。ポイントは由良吾郎に当るキャラクターは存在するのか?何年か前にこのアメリカ版が出来ると聞いた時から、そんなキャラクターは出ないだろうとは思いながら、今回やっとそれを確認出来て、安心しました。あんな設定のキャラクターがまた出たら、また心痛む日々が始まるので。私は由良吾郎というキャラクターが好き過ぎて、2002年の大半を神経すり減らしながら過ごしました。56ちゃん好き過ぎて、始めは好きだった北岡がだんだん憎くてしようがなくなるくらい56スキー(笑・イタい人間だという自覚はありますよ)。だから、今回はそんな存在がなく、ドラゴンナイト(龍騎)という世界観を楽しんで行けると安心したのです。
 56ちゃんのラストは悲しいながらも彼の敬愛する(←公式表現)先生と、そう長く離れる事無く終わったので良かったなあ、とか思ったり。そのラストが小林氏脚本で良かったと実感したのは、最終回後に発行された事務所写真集にて、事務所キャラクター生みの親の井上氏(脚本)のラスト構想を読んだ時です。井上氏脚本だと、56ちゃんは先生がお亡くなりと同時に消えますから!!当時は本当に慄きましたよ…。
 小林氏脚本FANですv2009年の戦隊物も秀逸。
 話を戻して、…って訳でドリュー君、君は一人でライダーバトルを戦いたまえ!!ちょっと意地悪な目線で応援してるから!!

追記:蓮×真FANの友人の名エロ発言→4話でドラゴンナイトに訓練をつけるレンがトリックベント(分身)を使用した際に『三人も相手にすんのv』



10.01.11

BACK

inserted by FC2 system